――入社は何年目に?
僕がアジャストを平成2年の10月1日に設立して、その後今の社長にアジャストの社長を代わってもらったんですけど、それからなので2年半ぐらいになります。ただ付き合いは長くて、社長がサカイ建材っていう会社いたころからですね。
初めて就職した会社がいろいろあって、その時にサイディングをやりたいと社長にいったのが、この業界に入るきっかけです。20歳からなんで、27年になります。
――カミヤプランニングのお仕事を具体的に
メインは現場管理で、営業をして図面を頂いてきてその積算もしています。
現場管理は、例えばある現場に関して職人さんに頼んだら、初日に行ってここはこういう仕様になっているので、こうやって貼って下さいと指示して、工期について職人さんと調整します。日中は現場周りをしたり、終わった現場の最終チェックをしたりそういう業務ですね。夜からは図面が届いていると積算などの事務業務をやっています。事務員さんたちが作業を手伝ってくれるので助かりますね。
来年(2011年)の1月から、またアジャストに戻ることになりました。また新しく若い子が入ってくるので、その子らの指導をしてアジャストをもっと大きくしていきたいです。
――仕事をやってきて嬉しいこと、辛いことはなんですか?
前職人やっているときに仕事いくじゃないですか、そのときに工務店さんだったり大工さんが「綺麗にやってくれてありがとう。次の仕事もあんたのところでやってもらうで」っていう形で締めてもらうと、それは嬉しいですね。お客さんのなかには、工務店に聞いて住所を調べてきて、お礼のお菓子を送ってきてくれるときがあるんですよ。「ありがとうございました」と。そういうときは嬉しいですね。
今は本当に工期が厳しいですよ。時間は同じなんだけど、もっと効率良くやらないといけないっていう。本当に限られた時間で昔と同じ内容をやらないといけないので厳しいと思います。さらに昔よりも仕上がりとか標準施工が厳しくなってきているので、前よりもキチッとした仕事を短い時間でやらないといけないですね。
――カミヤプランニングで働くうえで凄く意識していることは?
どの職人がやっても「カミヤプランニングがやりました」と言える品質管理を任されているのが僕らの仕事です。職人さんによってやり方とか、仕上がりも違うじゃないですか。それを均一にしていかないといけないので、そこが1番力を入れないといけないかなと。仕上げてお客さんに満足してもらいたいです。
それとカミヤプランニングっていう看板ですね。僕が個人でやっていたころは自分で止まっていたものが会社の社長にとかいう話に繋がってくるので、その辺が1番意識するところですね。
――これからやっていきたいことは?
今いる職人さんの若手がいないんですよ。これから職人さんがどんどん減っていくので、社員職人という形で新しい子を入れて、若手を育てながら仕事をしていく、そういうことに力を入れていかないとと思っています。
そして、誰もが出来る仕組みにしていかないと駄目じゃないかと思っています。例えば新しい子が現場に行って「どうしたら良いんですか?」じゃ困るので、誰でもできるシステムを作って工事を進めていける形にしないと新しい人も入ってこないと思うんですよね。そういう環境作りが課題だと思います。僕なんて、どんどん年をとっていくと、20代30代のときみたいにバリバリ貼れるかっていったら貼れないと思うんですよ。やっぱり後を育てて、やっていってもらえるようにしていかないといけません。
――今まで尊敬している方っていますか?
今の社長は20代の頃から知っているので、やっぱり先を見る目があるなと思います。僕は職人の立場だし、社長は昔から営業とかの立場なので、目線もたぶん違うと思うんですよ。僕なんかは狭い目線になってしまうんですけど、色んなことを見れる人っていうのは凄いと思いますね。
――刈谷だったり名古屋に対して自分の想いっていうのは?
僕出身が静岡県の浜名湖の近くなんですよ。高校卒業したあとに専門学校に入学するために名古屋市の緑区に最初来たんですけど、最初はここに住めないんじゃないかと思いました。緑区はあまり都会ではなかったんですけど、最初は「え―」と思ったんです。
今は、名古屋市北区に家を建てて住んでいて、地域の消防団とかソフトボールとかやっているんですけど、凄い輪があるんですよ。都会なんだけど、田舎よりも輪があるのかなと思います。消防団も3年で良いから入ってくれと言われて、僕よりも年上の人たちばかりなので、辞められないですよ(笑)。
――土日の趣味は?
今はほとんどソフトボールですね。リーグ戦だとかトーナメントだとか、審判もやっているので審判要請もあるんですよ。こういう中学生の大会があるので、どこどこに行って審判やって下さいだとか。チームは門前西っていうところなんですけどHPもありますよ。